交通事故と首の関連性
こちらでは、交通事故と首の関連性についてご紹介いたします。
交通事故の衝撃
交通事故の衝撃というのは、私たち人間の身体に大きな負荷がかかります。
仮に、時速40kmで車が衝突してしまうと、体重が約50kgの人の場合身体にかかる負荷は1.5tにもなります。1.5tという衝撃は、おおよそ6mの高さからコンクリートに衝突する強さに相当します。
時速40kmという速度は思ったほどのスピードではないと感じる方もいらっしゃるでしょうが、想像以上の衝撃になってしまう速度なのです。
そして、そのような衝撃が首へとかかり、むちうちの症状に繋がるのです。
交通事故が起きた際に首に負担がかかる理由は2つあります。
まず一つ目の理由としては、首は衝撃に弱いという点が挙げられます。
胸部や腰部は、体の臓器を守るために骨や筋肉が発達しています。
しかし首は様々な動きを求められますので、骨や筋肉が胸部や腰部のように発達していないため、衝撃を受けやすく弱い構造となっているのです。
もう一つの理由は、首が無防備な状態に陥るためです。
人間の身体は、予測可能な衝撃に対して筋肉を緊張させるといった「防御反応」をして身体を衝撃から守ります。
ですが、交通事故のような予測出来ない衝撃には全くの無防備な状態へと陥ってしまいます。
そうした状態から首が可動域を超えた動きをしてしまい、それによって首の靭帯や筋肉が傷つけられ、むちうちの症状へと発展してしまうのです。
以上が、交通事故と首の関連性になります。皆さんもご存知のように首は身体の中でも大切な部位の一つですから、交通事故に遭っても痛みが僅からだからと放置せずに、適切な処置をするように心がけましょう。
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