むち打ちの症状とは
むち打ちは、交通事故などにあったその日は、ほとんど症状は現れず、翌日あたりから首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などの症状が出現することが多いようです。
自律神経系の症状や、首や背中の不快感・違和感は、その後周期的に現れ、数年または数十年に及ぶ場合もあります。
むち打ちは首を痛めるケースが多いですが、首を痛めた場合でも、むち打ちのタイプで分けると、
・頚椎捻挫型=肩が重い、首の筋肉の痛み。
・自律神経障害型=肩こり、頭痛、吐き気、耳鳴り。
・神経根損傷型=腕の強い痛み。
・脊髄損傷型=手足のまひ。
これらの症状に分けられます。
首の痛み以外にも、様々なな症状が現われます。
吐き気やめまい、頭痛の他、腕や手のしびれなどの症状が出るケースもあります。
これは、首の周囲に密集した自律神経のバランスが崩れてしまったことが原因です。
自律神経のバランスが崩れると、首の痛みに敏感になる以外に、吐き気やめまいなど、さまざまな症状が繰り返され、悪循環に陥ってしまうケースも多いものです。
場合によっては、
神経障害(知覚障害、しびれ)。
聴覚障害(耳鳴り、聴力低下)。
耳鼻咽喉科的障害(嚥下障害、発語困難)。
平衡障害(回転性めまい、非回転性めまい)。
歯科領域の障害(咬合障害、顎関節痛)。
神経心理学的障害(不安神経症、注意力散漫)。
このような症状が現れるケースもあります。
むち打ちは、横になって寝ていると症状が軽減し、立ち上がって脳が重力で下降すると、症状がはっきり現れる、と言うことが多いものです。
むち打ちで難渋している人でも、精神的なものや、心気的なものと考え、きちんとした治療を受けない人が多いものです。
症状が改善されない場合、早めに治療を受けることも大事でしょう。
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